北斗七星を追い立てる牛飼い。オレンジ色の1等星アルクトゥールスを従える春の星座。
| 略符 | Boo |
|---|---|
| 学名・属格 | Bootes / Boötis |
| 設定者 | プトレマイオス48星座(古代ギリシャ) |
| 見ごろの季節 | 春(6月ごろ21時に南中) |
| 最も明るい星 | アルクトゥールス(0等星)は北天で最も明るい恒星で、名前は「熊の番人」を意味する |
うしかい座には複数の伝承が伝わっており、名前の通り「熊を追う者」と解釈されることが多い星座です。ひとつの伝承では、この星座はおおぐま座に姿を変えられたカリストの息子アルカスだとされます(こぐま座の由来としても語られる物語)。狩人として成長したアルカスは、熊の姿になった実の母と知らずに矢を向けてしまいそうになり、ゼウスがすんでのところで両者を天に引き上げます。うしかい座(アルカス)は今もなお、すぐそばのおおぐま座(母カリスト)を追い立てるような位置に配置されているとされます。
別の伝承では、うしかい座はアッティカの農夫イカリオスの姿だと語られます。イカリオスは酒神ディオニュソスから直接ぶどう酒の醸造法を授かった人物で、村人たちに気前よく振る舞いましたが、酒に不慣れだった村人たちは酔いつぶれた末に毒を盛られたと誤解し、イカリオスを殺してしまいます(この物語はこいぬ座の忠犬マイラの伝承とも結びついています)。いずれの物語においても、うしかい座は「何かを追う、あるいは見守る者」として描かれる点が共通しています。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| α | アークトゥルス | -0.0 |
| η | Muphrid | 2.7 |
| ε | イザール | 2.7 |
| γ | Seginus | 3.0 |
| δ | δ Boo | 3.5 |
春の代表的な星座で、4月〜6月ごろの夜に見つけやすくなります。目印はオレンジ色に輝く1等星アルクトゥールス。おおぐま座の北斗七星の柄の部分(3つの星)が描く曲線をそのまま南へ延長する「春の大曲線」をたどると、最初に到達する明るい星がアルクトゥールスです。この星の名前自体が「熊の番人」を意味するギリシャ語に由来し、おおぐま座を追いかける、あるいは見守る立場を反映しています。アルクトゥールスからさらに曲線を延長すると、おとめ座のスピカへとたどり着きます。
おおぐま座 / りょうけん座 / おとめ座 / へび座 / ヘルクレス座 / りゅう座 / かみのけ座
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