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とも座(Puppis)

アルゴ船の船尾。数々の航海の記憶を積んだまま、冬の南天を漂う旧アルゴ座の一片。

とも座の星図
略符Pup
学名・属格Puppis / Puppis
設定者アルゴ座から1922年(IAU)に分割
見ごろの季節南天(日本の南部でわずかに見える程度)
最も明るい星旧アルゴ座から分割された、伝説の船アルゴ号の船尾にあたる星座

神話・由来

とも座は、りゅうこつ座・ほ座と同じく、もともとは古代ギリシャの巨大な単一星座「アルゴ座」の一部でした。この星座は、英雄イアソンと勇者たち(アルゴナウタイ)が黄金の羊毛を求めて航海した伝説の船アルゴ号の「船尾(後部)」にあたる部分を表しています。船尾は、船を操る舵取りが位置する場所であり、また長い航海の記憶——出発したイオルコスの港から、コルキスでの試練、そして帰還までの道のり——を最も色濃く積み重ねた部分でもあります。

物語の中でアルゴ号は、単なる乗り物としてだけでなく、しばしば意志を持つかのように描かれることがあります。船首に組み込まれた聖なる樫の木が人間の言葉で警告や助言を発したという伝承もあり、船全体が英雄たちの冒険を見守る、いわば準主役的な存在として語られてきました。アルゴ座があまりに広大だったため、後に3つの星座に分割されましたが、とも座はその中でも船の「記憶を運ぶ部分」として、静かに南天に留まり続けています。

主な星

バイエル符号星名等級
γ²γ² Vel1.8
ζナオス2.3
ππ Pup2.7
ρTureis2.8
νν Pup3.2

見つけ方

冬の星座で、おおいぬ座の南東、1月〜3月ごろの夜、南の空の低い位置に見つけやすくなります。目立つ2等星がいくつかありますが、日本からは南が非常に開けた場所でないと見えにくい位置にあります。おおいぬ座のシリウスを目印に、そこから南東方向を探すのがおすすめです。

歴史的な星図で見るとも座

とも座のヘヴェリウス星図
Firmamentum Sobiescianum (1690), Johannes Hevelius — public domain

豆知識

実際の今夜の空でとも座を探してみましょう。現在地と時刻から、今見えている本物の星空にこの星座を重ねて表示します。
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参考文献

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