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いっかくじゅう座(Monoceros)

オリオン座とおおいぬ座の間を駆ける一角獣。17世紀に生まれた、伝説の生き物の星座。

いっかくじゅう座の星図
略符Mon
学名・属格Monoceros / Monocerotis
設定者ペトルス・プランシウスが1612年ごろに新設
見ごろの季節冬(2月ごろ21時に南中)
最も明るい星目立つ明るい星はないが、冬の大三角の内側で天の川と重なる領域に位置する

神話・由来

いっかくじゅう座は、古代ギリシャ・ローマ神話には登場しない、近代になって作られた星座のひとつです。1612年ごろ、オランダの神学者・地図制作者ペトルス・プランシウスによって新たに設定されたと考えられています。額に一本の螺旋状の角を持つ伝説の生き物「ユニコーン(一角獣)」は、古代ギリシャの博物誌にもその存在が記録されており、中世ヨーロッパでは純潔と高潔さの象徴として、また聖書の一部の翻訳においても言及される、特別な意味を持つ生き物でした。

プランシウスがこの星座を設定した意図には諸説ありますが、当時盛んだった大航海時代の異国の動物への関心や、キリスト教的な象徴性を天に刻みたいという思いがあったと考えられています。いっかくじゅう座が置かれた位置——オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座に囲まれた、冬の大三角のちょうど内側にあたる場所——は、偶然にも実際の天の川が最も濃く流れる領域のひとつと重なっており、暗い夜空では、伝説の生き物の名にふさわしい神秘的な星の輝きが楽しめます。

主な星

バイエル符号星名等級
αα Mon3.9
γγ Mon4.0
δδ Mon4.2
ζζ Mon4.3
εε Mon4.4

見つけ方

冬の星座で、オリオン座・おおいぬ座・こいぬ座に囲まれた「冬の大三角」の内側、1月〜3月ごろの夜に見つけやすくなります。目立つ明るい星はありませんが、この一帯は天の川が濃く流れる領域と重なっているため、暗い夜空では美しい星の集まりを観察できます。冬の大三角を目印に、その内側を丁寧に探すのが確実な見つけ方です。

歴史的な星図で見るいっかくじゅう座

いっかくじゅう座のヘヴェリウス星図
Firmamentum Sobiescianum (1690), Johannes Hevelius — public domain

豆知識

実際の今夜の空でいっかくじゅう座を探してみましょう。現在地と時刻から、今見えている本物の星空にこの星座を重ねて表示します。
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参考文献

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