仲良く並んで輝く双子の頭、カストルとポルックス。固い絆で結ばれた兄弟の物語。
| 略符 | Gem |
|---|---|
| 学名・属格 | Gemini / Geminorum |
| 設定者 | プトレマイオス48星座(古代ギリシャ) |
| 見ごろの季節 | 冬(1月ごろ22時に南中) |
| 最も明るい星 | 双子の頭にあたる2等星カストルと1等星ポルックスが並んで目印になる |
ふたご座のカストルとポルックスは、スパルタ王妃レダの息子とされる双子の兄弟です。ただし二人の父親は異なっていました。ポルックスは神ゼウスの子で不死身の力を持ち、カストルは人間の王の子で、普通の人間と同じく寿命を持つ身でした。それでも二人は生涯を通じて固い絆で結ばれ、共に狩りや冒険、航海に出かける仲でした(アルゴ船の遠征に参加したという伝承もあります)。
ある戦いでカストルが致命傷を負い命を落とすと、不死身のポルックスは深く悲しみ、自分だけがオリンポスの神々の間で永遠に生き続けることを拒みました。ポルックスはゼウスに「自分の不死を半分だけ兄弟に分け与えてほしい」と懇願します。ゼウスはこの兄弟愛に心を動かされ、二人が1日おきに天界と冥界を行き来しながら、永遠に一緒にいられるようにしました。そして最終的に、二人一緒の姿を星座として夜空に上げ、誰の目にも「決して離れない兄弟」として刻んだと伝えられています。この物語から、ふたご座は古来「兄弟愛・友情の象徴」として語られてきました。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| β | ポルックス | 1.1 |
| γ | アルヘナ | 1.9 |
| α | カストル | 2.0 |
| μ | Tejat Posterior | 2.9 |
| ε | Mebsuta | 3.0 |
冬の代表的な星座で、オリオン座の北東、12月〜3月ごろの夜に見つけやすくなります。目印は双子の頭にあたる2つの明るい星、カストルとポルックス。この2星が横に並んで輝く様子から見つけるのが最も簡単です。オリオン座のベテルギウスから北東方向へ視線を伸ばすと、ぎょしゃ座のカペラと合わせて「冬の大三角」ならぬ「冬のダイヤモンド」を形作る一角として見つけることもできます。12月中旬には、ふたご座の方向を放射点とする「ふたご座流星群」が見られ、三大流星群のひとつとして毎年安定した出現数で知られています。
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