彫刻家の道具箱から取り出された、小さなノミ(彫刻刀)。全88星座中2番目に小さい星座の一つ。
| 略符 | Cae |
|---|---|
| 学名・属格 | Caelum / Caeli |
| 設定者 | ニコラ=ルイ・ド・ラカーユが1750年代に新設 |
| 見ごろの季節 | 冬(1月ごろ21時に南中、南の低空) |
| 最も明るい星 | 全88星座中2番目に小さい星座で、彫刻用のノミをかたどる |
ちょうこくぐ座は、神話上の存在ではなく、彫刻家が使う道具「ノミ(彫刻刀)」をかたどった星座です。1750年代、フランスの天文学者ニコラ=ルイ・ド・ラカーユが、南半球の空を観測するための遠征中に新たに設定しました。同じ遠征でラカーユは、彫刻家のアトリエ全体を表すちょうこくしつ座もすぐ近くに配置しており、この2つの星座はセットになる形で、芸術創作の道具一式を天に刻んでいます。
ラカーユが手がけた一連の「科学・芸術器具シリーズ」の星座群と同様、この星座も神話的な物語を持たず、純粋に18世紀啓蒙主義時代の知的・芸術的関心を反映したものです。全88星座の中でも特に小さく、目立つ星をほとんど持たないこの星座は、ラカーユが南天の空白地帯を細かく整理していった、当時の星座命名の実務的な側面をよく物語っています。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| α | α Cae | 4.5 |
| γ¹ | γ¹ Cae | 4.5 |
| β | β Cae | 5.0 |
| δ | δ Cae | 5.1 |
冬の星座で、エリダヌス座とはと座の間、12月〜1月ごろの夜、南の空の低い位置に見つけやすくなります。全88星座の中でみずへび座に次いで2番目に小さい星座で、目立つ明るい星はありません。日本からは南が非常に開けた場所でないと見えにくい位置にあります。
ぎょしゃ座 / おおいぬ座 / こいぬ座 / はと座 / エリダヌス座