ヘラクレスの最初の試練、ネメアの獅子。「?」を裏返した形の頭部が目印の春の星座。
| 略符 | Leo |
|---|---|
| 学名・属格 | Leo / Leonis |
| 設定者 | プトレマイオス48星座(古代ギリシャ) |
| 見ごろの季節 | 春(4月ごろ21時に南中) |
| 最も明るい星 | レグルス(1等星)は「王」を意味するラテン語に由来し、獅子の心臓にあたる |
しし座は、英雄ヘラクレスが成し遂げた「12の功業」のうち、最初の試練で退治した怪物ネメアの獅子だと伝えられています。この獅子は、どんな武器も刃も通さない不死身の毛皮を持つ、恐るべき怪物でした。ヘラクレスは弓矢や剣で幾度も攻撃を試みますが、矢は跳ね返され、剣の刃は毛皮に触れた途端に曲がってしまいます。武器が一切通用しないと悟ったヘラクレスは、最終的に素手で獅子と格闘することを決意し、渾身の力で首を絞め上げて、ついにこの怪物を絞殺することに成功しました。
この不死身の毛皮を持つ獅子の皮を剥ぐこともまた困難を極めましたが、ヘラクレスは獅子自身の鋭い爪を使うという逆転の発想でようやく皮を剥ぎ取り、以後この獅子の毛皮を鎧として身にまとうようになります。ライオンの頭部をかぶった姿で描かれる英雄ヘラクレスの図像は、後世の美術に数多く登場します。この最初の功業を称え、ゼウスはネメアの獅子の姿を星座として天に上げたと伝えられています。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| α | レグルス | 1.4 |
| β | デネボラ | 2.1 |
| δ | Zosma | 2.6 |
| γ¹ | アルギエバ | 2.6 |
| ε | Ras Elased Australis | 3.0 |
春の代表的な星座で、3月〜5月ごろの夜に見つけやすくなります。目印は、獅子の頭と胸にあたる、疑問符(?)を裏返したような形に並ぶ星の並び(「ししの大鎌」とも呼ばれます)。この大鎌の根元にある1等星レグルスが特に目立ちます。おおぐま座の北斗七星の柄の部分から曲線を描くようにたどる「春の大曲線」を、うしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカへとさらに伸ばしていくと、途中でしし座のデネボラ(獅子の尻尾にあたる星)を通過するため、この経路も見つけやすい目印のひとつです。
かに座 / おとめ座 / おおぐま座 / こじし座 / かみのけ座 / ろくぶんぎ座 / コップ座
うしかい座 / かに座 / かみのけ座 / コップ座 / からす座