岩に鎖でつながれた王女の姿。肉眼で見える最遠の天体、アンドロメダ銀河を抱く星座。
| 略符 | And |
|---|---|
| 学名・属格 | Andromeda / Andromedae |
| 設定者 | プトレマイオス48星座(古代ギリシャ) |
| 見ごろの季節 | 秋(10〜11月ごろ21時に南中) |
| 最も明るい星 | 頭の星アルフェラッツは隣のペガスス座「秋の四辺形」の一角も兼ねる |
アンドロメダは、エチオピア(古代ギリシャ人が地中海の南東方面の地とみなした地域)の王ケフェウスと王妃カシオペヤの娘です。物語の発端は母カシオペヤの慢心にありました。カシオペヤが「娘アンドロメダの美しさは海のニンフたちよりも勝る」と自慢したことに海神ポセイドンが激怒し、海の怪物ケートスを送り込んで国を襲わせます。神託は「アンドロメダを生け贄として差し出せば怪物は去る」と告げ、王と王妃はやむなく娘を海辺の岩に鎖でつなぎ、ケートスの前に置き去りにしました。
そこに通りかかったのが、メデューサの首を討ち取った帰り道の英雄ペルセウスです。翼のあるサンダルで空を駆けていた彼は、岩に繋がれ怪物に襲われようとしているアンドロメダを見つけ、剣で怪物を退治して彼女を救い出します(一説にはメデューサの首を見せて石化させたとも)。二人はやがて結婚し、アンドロメダは後にペルセウスとともに星座として夜空に上げられました。この物語はペルセウス座、カシオペヤ座、ケフェウス座、くじら座(ケートス)とあわせて、秋の夜空にひとつづきの神話絵巻として描かれています。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| β | ミラク | 2.1 |
| α | アルフェラッツ | 2.1 |
| γ¹ | アルマク | 2.3 |
| δ | δ And | 3.3 |
| — | Nembus | 3.6 |
秋の代表的な星座で、9月〜12月ごろの夜、頭上近くの高い位置に見つけられます。まず目印になるのは隣のペガスス座が作る「秋の四辺形」という大きな四角形です。その四辺形の北東側の頂点(アルフェラッツ)は、実はアンドロメダ座の頭の星も兼ねており、そこから東へ向かって2つ星が緩やかに連なる列がアンドロメダ座の体にあたります。列の中ほどにある星(ミラク)から北へわずかにたどると、双眼鏡や条件の良い暗い空では肉眼でもぼんやりとした光の染みとして見える天体があり、これが約250万光年彼方にあるアンドロメダ銀河(M31)です。肉眼で見える天体としては地球から最も遠い部類に入り、私たちの銀河系(天の川銀河)と同じ「渦巻銀河」の仲間として、天の川銀河の「お隣さん」にあたります。
ペガスス座 / ペルセウス座 / カシオペヤ座 / さんかく座 / とかげ座
みずがめ座 / おひつじ座 / きりん座 / カシオペヤ座 / ケフェウス座