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さんかく座(Triangulum)

たった3つの星が描く、幾何学の女神デメテルに捧げられた三角形。シチリア島の象徴とも。

さんかく座の星図
略符Tri
学名・属格Triangulum / Trianguli
設定者プトレマイオス48星座(古代ギリシャ)
見ごろの季節秋(11月ごろ21時に南中)
最も明るい星3つの星が作るきれいな細長い三角形が、そのまま星座名の由来

神話・由来

さんかく座は、他の多くの星座のような英雄譚や恋愛譚を持たない、やや異色な由来を持つ星座です。もっとも古い記録の一つでは、この星座は単純に「デルタ(Δ)の文字」あるいは「三角形そのもの」として、幾何学的な形の美しさを示すために天に配置されたと説明されています。古代ギリシャ人にとって、正確な三角形という形そのものが、宇宙の秩序と調和を象徴する特別な意味を持っていたとも考えられています。

別の伝承では、この星座は豊穣の女神デメテルに捧げられたものだとされます。デメテルが特別な思いを寄せていたシチリア島の形が三角形に似ていたことから、島の形をかたどってこの星座が天に配置されたという説です。さらに別の解釈では、ナイル川流域の三角州(デルタ)の形を表しているとも言われ、地理的な地形の象徴として星座に取り入れられたとする説もあります。いずれの伝承にも共通しているのは、人物や動物の姿ではなく「幾何学的な形そのもの」に意味を見出すという、他の星座とは一線を画す発想です。

主な星

バイエル符号星名等級
ββ Tri3.0
αMothallah3.4
γγ Tri4.0

見つけ方

秋の星座で、おひつじ座とアンドロメダ座の間、10月〜12月ごろの夜に見つけやすくなります。目印は、その名の通りきれいな細長い三角形を描く3つの星。目立つ明るい星ではありませんが、単純明快な形のおかげで一度覚えると見つけやすい星座です。アンドロメダ座の体の部分(ミラクの星)から南へ視線を移すと見つけやすく、おひつじ座とペルセウス座の間に挟まれた位置関係にあります。

歴史的な星図で見るさんかく座

さんかく座のヘヴェリウス星図
Firmamentum Sobiescianum (1690), Johannes Hevelius — public domain

豆知識

実際の今夜の空でさんかく座を探してみましょう。現在地と時刻から、今見えている本物の星空にこの星座を重ねて表示します。
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参考文献

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