馬の頭だけが描かれる、全天2番目に小さな星座。ペガススの兄弟とされる小さな天馬。
| 略符 | Equ |
|---|---|
| 学名・属格 | Equuleus / Equulei |
| 設定者 | プトレマイオス48星座(古代ギリシャ) |
| 見ごろの季節 | 夏〜秋(9月ごろ21時に南中) |
| 最も明るい星 | 全88星座中2番目に小さい星座で、馬の頭部だけが描かれる |
こうま座は、古代からその由来がはっきりしない、謎めいた星座のひとつです。もっとも広く伝わる説では、この星座はペガスス座の「兄弟」とされる馬、あるいは伝令の神ヘルメスが持つ馬の姿だとされています。一説には、ゼウスが天馬ペガススを星座に上げる際、その血縁にあたるもう一頭の馬(ケレリスと呼ばれることもある)も一緒に天へ引き上げたのだと語られます。また別の説では、双子座の由来にもなったカストルとポルックスの兄弟が乗っていた馬の一頭を表しているともいわれます。
いずれの伝承においても、こうま座には他の星座ほど詳しく語られた物語がなく、古代の記録の中でも比較的地味な扱いを受けてきました。星座としての姿も非常に控えめで、馬の頭部(鼻先)だけが描かれ、体や脚にあたる部分はまったく表現されません。この「頭だけ」という簡略化された描写自体が、この星座の由来の乏しさを物語っているとも言えます。それでも、ペガスス座のすぐ西という位置関係から、「もう一頭の天馬」として星座地図の一角にしっかりと組み込まれています。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| α | Kitalpha | 3.9 |
| δ | δ Equ | 4.5 |
| γ | γ Equ | 4.7 |
夏から秋にかけての星座で、ペガスス座のすぐ西、8月〜10月ごろの夜に見つけやすくなります。全天88星座の中でみなみじゅうじ座に次いで2番目に小さい星座であり、目立つ明るい星もないため、単独で見つけるのはかなり難しめです。まず目立つペガスス座の「秋の四辺形」を見つけ、その西側のわずかな星の集まりを探すのが確実な方法です。星座全体が馬の頭部だけを表しているため、体の部分は最初から星座に含まれていません。
わし座 / さいだん座 / やぎ座 / みなみのかんむり座 / かんむり座