リボンで結ばれた2匹の魚。怪物から逃げる女神と息子が姿を変えた、黄道十二星座の最後。
| 略符 | Psc |
|---|---|
| 学名・属格 | Pisces / Piscium |
| 設定者 | プトレマイオス48星座(古代ギリシャ) |
| 見ごろの季節 | 秋(11月ごろ21時に南中) |
| 最も明るい星 | 2匹の魚をつなぐリボンの交点「うおの環」が特徴的な小さな星の並びを作る |
うお座は、美と愛の女神アフロディーテと、その息子エロス(キューピッド)が姿を変えたものだと伝えられています。すべての神々が恐れた最強最悪の怪物テュポーンがオリンポスを襲撃したとき、多くの神々が動物の姿に化けて逃げ惑いました(この事件からはやぎ座も生まれています)。アフロディーテとエロスの母子はユーフラテス川のほとりで襲撃に遭い、とっさに魚へと姿を変えて水中に逃げ込みます。乱戦の中で互いを見失わないよう、二人は自分たちの尾をリボン(あるいは紐)で固く結び合わせたと伝えられています。
無事に怪物から逃げおおせた後、この母子の絆と機転を称えて、2匹の魚がリボンで結ばれた姿がそのまま星座として天に上げられたとされています。うお座は占星術の黄道十二星座の最後(12番目)に位置づけられており、2匹の魚がそれぞれ別々の方向(一方はアンドロメダ座の方向、もう一方はくじら座の方向)へ泳ぎながらも、決して離れることのない紐で結ばれている構図は、母と子の変わらぬ絆を象徴していると語り継がれています。
| バイエル符号 | 星名 | 等級 |
|---|---|---|
| η | Kullat Nunu | 3.6 |
| γ | γ Psc | 3.7 |
| ω | ω Psc | 4.0 |
| ι | ι Psc | 4.1 |
| ο | Torcularis Septentrionalis | 4.3 |
秋の星座で、ペガスス座とアンドロメダ座の南、9月〜11月ごろの夜に見つけやすくなります。目立つ明るい星はなく、V字形に大きく開いた、細く暗い星の連なりが特徴です。ペガスス座の「秋の四辺形」のすぐ南から南東にかけて広がっており、2匹の魚を結ぶ紐の交点にあたる位置には、小さな環状の星の並び(「うおの環」と呼ばれる部分)があります。暗い夜空でないと全体像をたどるのは難しめですが、四辺形を起点にすれば大まかな位置は特定できます。
ペガスス座 / アンドロメダ座 / おひつじ座 / くじら座 / みずがめ座
アンドロメダ座 / みずがめ座 / おひつじ座 / きりん座 / カシオペヤ座