天気予報サイトに並ぶ「星空指数 90」。この数字は何を意味していて、なぜ「指数が高いのに星が見えない」ことがあるのか。指数の中身と正しい使い方を解説します。
星空指数は、日本の気象情報サイトが独自に算出している「その夜、星空観察に向いているか」の目安です(0〜100、各社の正確な計算式は非公開)。共通して考慮されているのは、おおむね次の3つです。
| 雲量 | 最重要の要素。雲があれば他の条件が完璧でも星は見えません。夜間の雲の予報がそのまま指数の土台になります。 |
|---|---|
| 月明かり | 満月は空全体を明るくし、淡い星や天の川をかき消します。月齢と月の出入り時刻が指数を上下させます。 |
| 大気の透明度 | 湿度・黄砂・霞など、大気がどれだけ澄んでいるか。雨上がりや冬の乾いた夜は透明度が上がります。 |
ここが最大の落とし穴です。星空指数は天気の指数であって、場所の指数ではありません。渋谷でも富士山麓でも、同じ晴天なら似た指数が出ます。しかし実際に見える星の数は100倍以上違う——その差を作るのが、街明かりによる光害です。
つまり正しい判断はこうなります:
両方が揃って、はじめて「今夜・ここで・どれだけ見えるか」がわかります。場所の条件の調べ方はボートルスケールと光害マップで詳しく解説しています。